アークナイツっていうタワーディフェンスクソ重ゲーに心を揺さぶられる

アクナイ

どうも、ししくらです。

前回記事を書こうとしたとき、奇しくもグラブルさんで古戦場がはじまってしまったので全然余裕がありませんでした。あれは悪魔のイベントだ…嬉々として英雄に向けて走っている人たちには敬意を覚えると同時に恐怖も覚えます。

一度5千位くらいまでいったときですら結構疲れましたもの…あれはグラブルマシーンにならないといけんのですわ。一番必要なものは最低限ついていけるだけの編成を用意する事前準備力かもしれませんが、次に必要なのは体力ですからね。あとは休みをとる力…

さて、こうして無事本戦に入ったことでフルオしながら書けるようになったのですが、次に何を書こうと一瞬悩み、悩むくらいならプレイしているソシャゲを一通り書き切るのが良いのではないかと思い至りました。

というわけで本記事ではアークナイツのことを書いて行こうと思います。話の枕が全く必要ありませんでしたね。それだけ古戦場はちゃんとやると大変ってことです。はよインターバル期間に貢献度載らないようにして欲しい。

アークナイツ

アークナイツとは

アークナイツは、ここのところ面白いゲームを色々出しているYoStarさんがおくるタワーディフェンス形式のソシャゲです。わたしはこのゲームではじめてYoStarさんのゲームをプレイしました。

キャラをフィールドに設置して味方の陣地に向かってくる敵を迎撃していき、規定回数以内に侵入を防げば勝利となります。

主人公はドクターと呼ばれる指揮官となり、オペレーターに指示を出して戦っていく、という形ですね。

リアルタイムで進行し、ハイレベルなドクターともなるとコンマレベルの調整で戦っているほど戦略性豊かなゲームですが、きちんと強キャラを揃えて陣地構築を行うことができれば大抵の面をクリアすることが出来るくらいの難易度です。ちなみに、もうおわかりかと思いますがわたしは完全に後者、強キャラで殴る脳筋ドクターです。スズランちゃんは我らの光なんだよ。

特定の強キャラに関してはゲームバランスが変わるくらいの性能をしていますが、低レアキャラでもきちんと育てて適切に配置すれば皆活躍の場があり、登場時に支払うコストの関係で、むしろ低レアのほうが輝く場面なんかも多々あります。

特定の強キャラ筆頭

 

配置の順番や特性で狙われるキャラが変わり、攻撃に秀でたキャラ、防御に秀でたキャラ、支援や妨害に秀でたキャラとわかりやすく分かれているのでどんな場面でも戦略性が広いです。レベルを上げて物理で殴れば良いというものでなく、イベントのギミックなんかが難しいと脳死で攻略とかはできません。

FGOをはじめ、わたしは色々なキャラが活躍できるゲームが好きなので、低レアから高レアまで色々なキャラクターが活躍できるのは非常に好ましいです。

一般的にガチャを引くのは石とよばれる課金できるアイテムになりますが、アクナイではガチャ専用アイテムを集めることができたり、無料でお迎えできる公開求人という制度(ここから高レアが出たりもする)があるので、無課金でも凸を狙わなければある程度充実した戦力にできるのも魅力の一つです。

さらに、衣装を買ったりイベントで獲得することでキャラの見た目を色々と変えることも可能。可愛い衣装だとやはり欲しくなってしまいますね。

星3も活躍できるので育てたくなる

最高レアは星6なのですが、星5、星4に関しては尖っている性能をしていることも多いので、引きたい欲と育てる喜びが尽きません。どうしても最高レア、汎用性が高いキャラ、活躍する機会が明確なキャラから育てていっているので全く手が回っていないんですけどね。仕方ないね。トレードオフだよトレードオフ。

それと、難易度に関しては「自らの手で難易度を調整して挑むことができる」危機契約という特別なイベントがあり、これにガチンコで取り組むとなると相当のやりごたえになります。これの最高等級とか本当に世界の違いを感じるので、がっちがちのガチにプレイする人にとっては最高でしょう。

ちなみに最高レベルにしなくても報酬が全てもらえるので、どれだけ上を目指すかの世界になっていますね。

最高等級クリアの動画とかチラ見してみると、何を狙ってそういう動きしてるんですか?のオンパレードになります。まあ一般ドクターにはあまり縁のない話かもしれません。

それと、割りと最近ローグライクちっくな汎用イベントが常設で解放されたので、そちらもプレイしはじめると沼です。これがまたマジで面白いんですよ。時間溶けるから早々プレイできないレベルです。

魅力的なキャラ、深く暗い世界観

わたしがプレイしていることからも薄々察していただける通り、登場キャラはみな個性的で、かっこ良いし可愛いです。

一見ほわんとしたキャラでも芯が強かったり、かなり強い信念をもって戦いに身を投じていたりと、個々人の掘り下げも大分なされています。そういう面でもレア度関係なく好きになってしまう要素があるんですよね。

もう一度書いておくけどスズランは我らが光なんです(狂信者の目)。彼女最高レアだけど。

かわいい…

動物をモチーフとした見た目の独自の種族なんかもたくさん出てくるのでケモナーさんにもおすすめできるかもしれん。その世界は明るくないのでなんともいえませんが。

そして、キャラの設定だけでなく、世界観そのものも相当細かく作られており、これがもうとにかく暗くて重い雰囲気になっています。

世界観を形作る世界の脅威

まず初手から激重なのですが、アクナイの世界では「天災」と呼ばれる大規模災害が多発しています。

そのため、移動都市だったり天災を避けて移動することに長けた者の職業の存在など、独特の文化や設定があって興味深いのですが、この天災がマジで容赦なく人類を殺しにかかってきます。

しかも、この天災でさくっと都市が滅びたりするだけでも充分な脅威なのですが、さらに世界観を重苦しく、また面白くしている要素が「鉱石病」という病気です。

天災によってもたらされる源石(オリジニウム)はエネルギー源としても活用できる物質ではあるのですが、これが原因となって「鉱石病」が発生します。

この「鉱石病(オリパシー)」がとにかく凶悪で、感染する病なのを手始めに、不治の病でもあり、その上死んでしまうと死体が爆発して病を撒き散らすというトンデモな病気となっています。

コロナとかいう感染症が現実でも流行っている昨今、病気の大変さもそうですが、罹ってしまった場合の社会的影響の大きさを我々は知っています。そういった影響を更に大きなものとしたこの病が、物語の根幹を形作っていくわけです。

アクナイの世界では現実以上に健常者が感染者を過剰に恐れる世界になっていて、物語序盤ではその過剰な弾圧により出来上がった感染者によるグループとの戦いが描かれていきます。

これは最早互いの生存権をかけた戦いレベルであるため、否応なく全力の殺し合いになります。そりゃもう物語が深く暗くなっていくわけです。

理不尽に立ち向かうロドス製薬

ドクターたちはロドスと呼ばれる製薬会社に所属しており、このロドスは感染者を治療するという目的をもっています。

地道に研究や感染者の保護活動などに取り組んでいるのですが、暴動やら陰謀などに否応なく巻き込まれる機会も多いため、こっそり(?)戦闘経験豊富なオペレーターたちによる私設兵力とでもいえる戦力を有しているのが特徴です。

どんなに高く見積もっても国家レベルの武力とぶつかるとあっさり潰されるレベルではあるのですが、各国に有用さを証明していくことで確固たる地位を築いていく感じなんかも物語上のポイントのひとつですね。

エリートオペレーターと呼ばれるトップ層たちの強キャラぶりもかっこいい。立ち絵だけ出てきてめちゃくちゃかっこいいキャラもたくさんいるんですよ。困るわ。ローグライクでだけプレイアブルになってるのやめない?

そのロドスにおいて、ドクターはとにかく頭の切れる存在として描かれており、折衝から陰謀の解明、戦力運用による危機の突破など、まあとにかく活躍していきます。この人初っ端から記憶喪失で、過去には相当問題のある人物だったみたいなんですけどね。まだまだこの辺は謎が多いところですが。

そうしたドクター、ひいてはロドスにまつわる様々なストーリーが展開されていく中で、折れない心だったり、ブレない善性だったり、健気な日常だったりをみると、それだけでめちゃくちゃ際立つのが、わたしがこの物語の最も好きなところです。

更には強者同士のぶつかり合い、権力者の暗躍、格差や差別による理不尽と、とにかくこれでもかと書かれていて、シナリオの読み応えはソシャゲトップレベルと言って良いかもしれません(当社比)。

右端の暗殺者が強者二人にビビっている絵とかパッと見わかんないですよね、ここ最高だったんですよ

相当作り込まれているので、イベントをひとつこなすと中編小説読んだときくらいの満足感があります。そのためわたしの頭の中に残っている設定は本当に基本的な部分と印象的だった部分しかありません。記憶力のよくない脳が残念です。

このレベルの暗い世界観はあまり他のゲームでは見られないかもしれません。探せばあるんでしょうけど、わたしのやっているどのゲームとも次元の違うレベルで重いです。

もしまだ未プレイの方で興味が湧いたら、「ウルサスの子供たち」というイベントの詳細を調べてみてください。

イベントを表面的になぞるだけならまだしも、詳細まで調べるならちょっと覚悟がいるかもしれません。個人的にはアクナイの中で三本の指に入る鬱イベントでした。

お願いだから学生自治区の面々はみんな幸せになってくれんか…いや彼女たちに限らずなんですが…

まだまだ広がっていくアクナイ世界

イベントが一つ開かれるごとに様々な新事実だったりキャラの関係性がわかっていくので、設定厨の人とかは大好物なんじゃないでしょうか。

事実考察とかみると全く思っても見なかった側面とかが見えてくるので、いかに自分が頭を使って読み込んでいないかがよく分かるレベルです。

しかもキャラやイベントに付随する文章がとにかく多いので、全部折っていくだけでも結構大変なレベル。読み応えの大変ある作品となっています。メインとして据えるのに相応しいゲームであるとも思いますね個人的には。

大陸版とも呼ばれる中国での進行度がどうしても先行公開される関係上、Youtubeとかに動画だしているような人の情報をフォローするとかなりネタバレとかくらうのですが、実装されるキャラが知れるのはガチャ計画の面ではありがたかったりします。

とりあえずわたしは社畜イケオジの実装を心待ちにしつつ、粛々と危機契約を進める日々を過ごそうかと思います。

 

ようやく涼しくなってきましたが、まだまだドクターが暑そうにみえるくらいには蒸し暑いですね。体調に気をつけていきましょう。

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